異常気象

 1953年、エリザベス2世の戴冠式として記録上最もよく晴れる日の6月2日が選ばれた。しかしながらこの日はしっかり雨になった。もっとも1880年のインド北部モラダバットでの同じ6月2日に比べればささやかな不幸に過ぎない。この日モラダバットではこぶし大の雹が降って246人が死んでいる。
 天気が我々の期待を裏切ることは多い。記録によると1921年のジブラルタル、1973年のブリーンジョールでは空から嵐のように蛙が降ってきている。1974年にはアーカンソー州にて気象学上もっとも奇異な天気が発生している。あまりの寒さに飛んでいた鴨が凍り付いて空から降ってきたのだ。
 これらの事態にも関わらず、天気予報のこうした特殊事例への対応はちっとも進展を見せていない。もっとも1978年2月18日にサハラ砂漠が吹雪になったことという事実だけでも、むやみに天気予報を信じることの危険さはよくわかる。

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