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ペンドラゴン ブリトン人(ケルト系古代イギリス人)の首長の称号。ペン(Pen)は「頭」、ドラゴン(Dragon)は「竜」であるがこれは「長」の意も持つ。アーサー王やその父ウーサーが称号として用いている。が、一方でウーサーの兄にして先代の王の名ともされる。一説によればペンドラゴンが戦死して王位をウーサーが継いだ時に兄の名を称号として引き継いだのだとか。 女神転生では妖精女王マヴの化身とされ、ブリトン人が旗印として用いた赤いドラゴンと解釈しているようである。この図案はのちにウェールズの紋章として受け継がれている。なおサクソン人も同じくドラゴンを旗印に用いており、こちらは白いドラゴンであったらしい。このことは『赤い竜と白い竜』と呼ばれる中世伝説等に象徴的に現れている。どちらもおそらくローマ軍団から取り入れたものと思われる。 ※注)中世以後においてはドラゴンはキリスト教文化では「悪」の象徴(ヨハネ黙示録にあるように「赤きドラゴン」はサタンの代名詞である)と認識されていたため紋章に用いられることは少なかった。なお余談だがアーサー王の紋章は「青地に金の王冠三つ散らし」(勿論後世の創作)とされている。 |
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ナーガ・カンニャ ヒンドゥーの幻獣。カンニャは「女王」の意。すなわちナーガの女王。 おそらくナーガ族の母祖神である女神カドルーあるいは竜王シェーシャの妹とされるマナサーのことと推察されるが、単にナーガ・ラジャの女性版であるに過ぎないかもしれない。 参考:龍王 ナーガ・ラジャ 龍王 ナーギー 龍王 ナーガ |
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ナーガ・ラジャ ヒンドゥーの幻獣。ラジャ(raja)は「王」の意でナーガ族の中でも有力な者はナーガ・ラジャと称される。 ナーガ・ラジャにはヴァスキ、サーガラ、カーリヤ、タクシャカ、ヴリドラ、ムチャリンダ等が挙げられ、彼らを統べるナーガの大王が世界を支える竜王アナンタあるいは原初のナーガであるシェーシャ(両者は同一視されることが多い)である。ただし女神転生でのナーガ・ラジャは特定の有力なナーガよりは単なる王族級のナーガを意識しているようではある。 なお仏教の八部衆の一角摩護羅伽(まごらが)はシェーシャの別名マホーラガ(「偉大なる蛇」の意)に由来するとする説がある。 参考:龍王 ナーガ・カンニャ 龍王 ナーギー 龍王 ナーガ |
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ホンロン 紅龍(Hong-Long)。中国の幻獣。一般的には赤龍と呼ばれることが多い。その名の通り赤い身体をした龍である。 赤く輝くその姿は太陽の象徴であり、それ故にしばしば龍の中でも最も尊貴のものとされることも多い。五行説に対応して火を司り南を守護するともされる。 英雄の誕生にまつわる伝承に多く登場し、三皇の一人尭や漢の高祖の出生伝承にも紅龍が登場している。坂田金時(金太郎)も紅龍(赤龍)の子であるとされている。 なお余談だがアジアアロワナの一種は紅龍(さらに数種あり)と呼ばれ珍重される。 |
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マヤ 中部アメリカのユカタン半島から南の太平洋沿岸までの地域(現在のメキシコ西部、ベリーズおよびグァテマラを含む一体)、またはその地方で栄えた文明およびそれを築いた民族を指す呼称。「マヤ」の名はコロンブスがユカタン半島付近に到達した際、現地の住民に出身地を尋ねたところ「マヤム」と答えたことにちなむ。 女神転生ではマヤ文明で信仰されていた王権の象徴たる双頭蛇として解釈している模様である。 |
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応龍 中国の幻獣。応龍は「翼ある龍」を指し、時に飛龍とも呼ばれる。雨水を司る神獣であり、羽を持つ全ての生物の祖であるとされる。 黄帝に召喚されて魔神蚩尤(しゅう)と闘い、これを倒すが神通力をひどく消耗したため天に帰れなくなり、地上(一説には泰山)に棲むようになったという。また禹の治水に協力した他、ジョカの騎獣となったともされる。 |
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ナーギー ヒンドゥーの幻獣。ナーギー(Nagi)はナーガの女性形。しばしばナーギニー(Nagini)とも表記される。 ナーガの女性は容姿端麗で賢く魅力に富むとされ、南インドの王族には祖先にナーギーを持つとする家が多い。ナーガは安産の神としても信仰されるため、しばしば寺院にはナーガカールと呼ばれる男女のナーガが絡み合った一対の装飾がみられる。 参考:龍王 ナーガ・カンニャ 龍王 ナーガ・ラジャ 龍王 ナーガ |
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ナーガ ヒンドゥーの幻獣。ナーガ(Naga)の原義は蛇(インドコブラ)であるが漢訳された時には「龍」とされた。人間の顔とコブラの喉を持ち、下半身は蛇体である。水と豊穣の神とされ、しばしば安産の神としても信仰される。 ナーガ族は聖仙カシュヤパと女神カドルーをを始祖とし、海底あるいは地底の宝物をちりばめた宮殿にて踊りと歌に明け暮れて生活しているという。ガルダやガンダルヴァとは仇敵の間柄とされる。 その起源には先住民族の蛇信仰が背景にあるらしい。インド南部にはそのままずばりナーガ族という民族が実在しており、彼らの母祖神はナーガの太母とされた女神カドルーである。 ナーガ信仰は東南アジアに広く普及しており、仏教にも取り入れられて八部衆の竜王となった。寺院建築のモチーフにも多用される。 参考:龍王 ナーガ・カンニャ 龍王 ナーガ・ラジャ 龍王 ナーギー |
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ノヅチ 野槌蛇(のづちへび)。日本の幻獣。東北方面ではバチヘビ、京都近辺ではツチノコ、等と呼ばれその他にも地方によって様々な呼称が存在する。 胴だけが異常に太いヘビ、あるいは槌のような形をしたヘビだとされ、這うのではなく跳躍し転がるように走るとされる。猛毒を持つとも言われるが定かではない。一説では徳のない僧侶が死後ノヅチに生まれ変わるのだという。 古くは「野之霊(のづち)」と表記したらしいがこれはマムシの異名でもある。草原の女神カヤノヒメは別名が野椎神(のづちのかみ)であるため、しばしばノヅチと同一視されるが本来は別の存在であったと思われる。 ノヅチは現在ではツチノコとしてUMAの一員に名を連ねている。ツチノコの正体にはマムシ説、ヤマカガシ説、ヒメハブ説、アオジタトカゲ説等が存在する。 参考:龍神 カヤノヒメ |
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メリジューヌ ヨーロッパの妖精。絶世の美女であるが土曜日が来るたびに下半身が蛇体に変わる呪いを受けている。 アルバニア(スコットランド)王エリナスと妖精の女王プレッシーナの間に生まれる。三つ子の姉妹で妹にメリオールとパラティナがいる。出産の現場に立ち会わない、という約束をエリナスが守らなかったためメリジューヌは母に連れられて(二人の妹については諸説あり)神秘の島セファロニアへと去る。長じたメリジューヌは復讐として父エリナス(一説には父の元に残された二人の妹も)をブランドロワ山に閉じ込めるが、これが母プレッシーナの怒りを買い前述の呪いを受けることとなる。 その後フランスはポアトゥーに渡ったメリジューヌは森の中でポアトゥー伯レイモン・ド・リュシニャンに見初められてその妻となるが、その生活は結局破局しメリジューヌは永遠に呪われた身となって空へ消えたという。以後リュシニャン家の守護霊となり当主が死ぬ際には必ずその姿(あるいは声)が現れたという。 後にリュシニャン家からはアンジュー伯爵家が出、さらにはプランタジネット朝にその血筋が伝えられることとなった。メリジューヌの子孫とされるヨーロッパの貴族は現在も多く存在している。 元々は南仏にて信仰されていた半身半魚の女神であったらしい。メリジューヌ伝説はキリスト教勢力の進出後に形成されたものと推察される。 |
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ヤト 夜刀神(やとのかみ)。日本の幻獣。その姿を見た者に災いをなすといわれる角ある蛇。夜刀は「谷」の意にちなむ。 常陸国(現茨城県)土着の蛇神で、継体天皇の代に箭括氏の麻多智が開拓を行った際これに抵抗するが結局征服され、夜刀神社に封じられる。その後孝徳天皇の代に壬生連麿が谷間の池に堤防を築こうとした際に再び抵抗し、結局その地から追い払われることとなった。 夜刀神の名はそのまま蛇をさす呼称でもあったらしい。夜刀神伝説は大和朝廷による先住民族の征服が背景にあるとの認識が一般的である。 |